ラブラドールの飼い方ガイド
をクリック
ラブラドールの飼い方ガイド
をクリック
犬はどこで買うのがいいのかな?
入手先は主に4つ!
それぞれのメリット・デメリット、値段などを解説するね
実際に入手したペットも紹介するよ
この記事でわかること
この記事を読めば、最適な犬の購入先がわかり、育てやすいワンコと暮らせるようになります。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は書籍と筆者の経験をもとに執筆しています。
犬の入先は、主に4つあります。
それぞれくわしく見ていきましょう。
犬の購入先で一般的なのは、ブリーダーとペットショップです。
しています。
ブリーダーとペットショップは次の点で違いがあります。
比較してみましょう。
繁殖者の専門性や経験が違う
特定の犬種について知識が豊富で経験年数も長いのはブリーダーです。
一方、ペットショップはいろいろな繁殖者から仕入れるので、専門性や経験にばらつきがあります。
老舗ブリーダーは10年以上の経験者が多い!
犬の外見や性格が違う
ブリーダーの犬は、犬種の標準的な外見と性格をもち、大きくなった時の様子も予測しやすいのが特徴。
ペットショップの犬には、標準から離れた個性的な子もいます。成犬後の姿も予測しにくいです。
また、ブリーダーは子犬の社会化に力を入れてることが多いですが、ペットショップでは社会化が不十分な場合があります。
子犬が他の犬や人、さまざまな環境に触れて慣れていく過程のこと。
社会化の期間は、生後3週目から12週目くらいまで。
この期間にいろいろな経験をしておくと、適応力が身につき、どんな状況でもうまくやっていけるワンコに育ちます。
社会化が不十分だと、とても怖がりになったり、攻撃的になってしまうことがあります。
社会化は超大事だよ!
犬の見学内容が違う
ブリーダー、ペットショップともに子犬と触れ合えたり、飼育環境が見られるのは同じ。
さらにブリーダーの場合は、親犬や犬舎を見学することも可能です。
値段が違う
メリット・デメリットが違う
ブリーダーとペットショップの良い点・イマイチな点を比べてみましょう。
ブリーダー
メリット | デメリット |
---|---|
犬種特性をもった犬 親犬の情報から成犬時が予測できる アドバイスがもらえる 健康管理・社会化が徹底 | 比較的高い 予約する場合が多い 悪質なブリーダーもいる |
ペットショップ
メリット | デメリット |
---|---|
いろいろな犬種がそろっている すぐに入手できる 実物を見て選べる 必需品も買える | 成犬時が予測しにくい 将来の病気のリスクがある 社会化が不十分な場合もあり |
犬種が決めっているならブリーダー、犬の顔を見て決めたいならペットショップもいいね!
実際に買った子の違い
犬ではありませんが、ブリーダー・ペットショップで買ったうちの猫たちを紹介
ブリーダー | ペットショップ | |
---|---|---|
画像 | ||
きっかけ | ブリーダーポータルサイト | ペットショップ路面店 |
外見 | 描種の標準 | 標準より小柄 |
性格 | 描種の標準 | 標準とは違う |
社会化 | 十分 | 不足 |
親の情報 | 十分 | 少しだけ |
値段 | 210,000円 | 10,000円 (大きくなっていたため) |
ブリーダーの子は、親猫そっくりに育ったよ
ペットショップの子は、慣れるまで時間かかったけど、今では甘えん坊さんだよ!
犬の保護施設や里親コミュニティを通じて犬をゆずってもらう方法もあります。
保護施設にはいろいろな種類と年齢の犬がいるため、思わぬ出会いがあるかも。
値段
2万~5万円くらい。(それまでかかった医療費など)
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
命を救うことができる 費用が安い いろいろな犬から選べる | 行動問題を抱えていることがある 成犬が多い 健康状態が明確じゃない場合も |
犬の飼育経験がある人向きかな
盲導犬、介助犬などを育成する団体からキャリアチェンジ(※)した犬をゆずり受けることもできます。
大型犬がほとんどですが、訓練を前提に育てているので、トレーニングしやすいワンコが多いです。
※キャリアチェンジ:盲導犬や介助犬といった使役犬に向いていないと判断された使役犬候補が、別の道に進むこと
値段
育成団体によりますが、上限で10万円くらい(寄付金やそれまでかかった飼育費など)
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
社会化が十分で性格が安定 基本的なしつけを受けている 費用が比較的安い | 人気があるため長く待つことも 成犬が多い 室内飼育が必須の場合もある |
実際にキャリアチェンジで迎えた子
うちのワンコはパピーウォーカー(※)のときに預かった、もと盲導犬候補です。
※盲導犬候補の犬を1歳になるまで育てるボランティア
2歳でキャリアチェンジし、家庭犬として我が家に戻ってきました。
明るくて穏やかなワンコだよ!
パピーウォーカーをすると優先的にキャリアチェンジ犬を譲り受けられることが多いです。
パピーウォーカーについては「【体験談】パピーウォーカーの大変なこと」の記事を参考にしてください。
初めて犬を飼うなら、ぜひ「育てやすい犬」を選んでください。
育てにくい犬だと、トラブルや困ったことが次々と起こり、初心者には対応しきれないことが多いからです。
一方、育てやすい犬なら、初心者でも扱いやすく、楽しいペット生活が送れます。
「育てやすさ」から考えるとおすすめの入手場所は次の順番です。
1位・2位の購入先は「しつけしやすく性格の安定した犬」を計画的に繁殖させているので、育てやすいです。
下位にいくほど、犬の資質にばらつきが多く、初心者にはあまりおすすめできません。
ブリーダーやペットショップから入手する場合は、「良い購入先」探しに力をいれましょう。
良い購入先には次のような共通点があるので、ぜひ確認を。
ポイント | 購入先に聞いてみること |
---|---|
繁殖や飼育環境が見える | 見学可能か |
健康管理が厳しい | 健康証明書の内容について |
社会化に力を入れている | どんな社会化を行っているか |
親犬の情報が豊富 | 親の外見・性格・遺伝的疾患について |
購入後のフォローが厚い | 保証内容について・飼育相談が可能か |
良い購入先は丁寧に説明してくれるよ!
ワンコとの付き合いは10年以上続きます。「自分にマッチし育てやすい犬」を時間をかけて選びましょう。
子犬を選ぶ3つの手順を解説します。
①:犬とどんな生活を送りたいか考える
犬との未来を具体的にイメージし、適した犬種を見つけましょう。
例
どうしたい? | 犬種 |
---|---|
アウトドアを楽しみたい | ラブラドールレトリバー (活発) |
のんびりと過ごしたい | キャバリア (穏やかで甘えん坊) |
初めてのペット生活を楽しみたい | ゴールデンレトリバー (しつけしやすい) |
忙しいけどペットと過ごしたい | トイプードル (室内生活に適している) |
子どもと遊んでほしい | ビジョン・フリーゼ (子供にやさしい) |
成犬になると犬種の特性が強く出てくるよ!
②:購入先を決める
いろいろな情報を集め、複数の選択肢から選びましょう。
③:育てやすい子チェック
欲しい犬を見つかったら、育てやすい子かどうか確認しましょう。
確認するのは「健康」「性格」「母犬」についてです。
健康のチェック
上記は必ずチェック!
性格をチェック
「社会性が高く」「支配性が低い」犬を選びましょう。
しつけしやすく育てやすいからです。
米国の動物行動学者キャンベルの方法でテストできます。
テスト方法
テスト内容 | 方法 | テスト結果 | 評価 |
---|---|---|---|
社会性 | 子犬から少し離れ、子犬に向かって手をたたく | すぐに近寄ってくる。尻尾は下がっている。 | 社会性あり |
人への興味 | 子犬と目を合わせた後、子犬の横を歩く | すぐについてくる。尻尾は下がっている | 人に興味あり |
支配性 | その①:子犬をゆっくりと仰向けにして30秒数える | 暴れる。その後静かになる | 攻撃的でも臆病でもなくベスト |
その②:頭のてっぺんからお尻の方まで軽くたたく | 体をクネクネさせて、手をなめてくる | 攻撃的でも臆病でもなくベスト | |
その③:子犬の両脇を支えて、地面から持ち上げる。30秒数える | 暴れる。その後静かになる。手をなめてくる | 攻撃的でも臆病でもなくベスト |
3つ以上◎がついていれば、育てやすいよ!
母犬をチェック
可能なら母犬を見せてもらいましょう。
子犬の将来の性格の知るうえでのヒントになります。
私は内面的なものは父親より母親の影響あるいは遺伝を受けやすいと感じています。ですから少なくとも母親を見るようにしています。
引用:長崎史明(元盲導犬訓練士)『犬を育て犬と育つ』P8
子犬は将来、友好的で無駄吠えがない(少ない)犬に育つ確率大だよ!
犬をどこで買うのが良いか、について解説しました。
あらためて、まとめると以下の通り。
犬はかわいくて、すぐにでも連れて帰りたくなりますが、そこはガマンガマン!
ハッピーなペット生活を送るためには、まずは「良い購入先選び」が大事です。
じーっくり時間をかけて選んでくださいね!
ペット初心者はぜひ読んでみて!
後悔しないラブラドールの飼い方ガイド
大型犬との暮らし#ラブラドールレトリバー#レトリバー