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子犬の混合・狂犬病ワクチンのスケジュールを知りたいな…
それから、混合ワクチンは何回接種するの?
1歳までのワクチンと予防薬について解説するよ。
スケジュールをしっかり整理しておこう!
この記事では、書籍と信頼のおけるサイトをもとに、私の経験を交えながら解説してます。
がわかり、子犬を病気から守ることができます。ぜひ参考にしてください!
子犬に必要なワクチンと予防薬について解説していきます。
一般的に、子犬が1歳になるまで受けるワクチンと予防薬は以下の4つです。
ワクチンと予防薬の内容について解説していきます。
狂犬病ワクチン
狂犬病は、犬だけではなく人にも感染し、有効な治療法もない超恐ろしい病気。致死率はほぼ100%です。
狂犬病ワクチンはそんなヤバーい病気の発生を防ぐためのもの。
法律で義務づけされており、毎年絶対に接種しなければいけません。
参考:厚生労働省「狂犬病」
予防する病気 | 狂犬病 |
注射/薬 | 注射 |
接種を済ませると、下記のような狂犬病予防注射済証がもらえます!
混合ワクチン
混合ワクチンは犬がかかりやすく致死率の高い病気を予防するワクチンです。
1本の注射には、複数(3~10種類)のワクチンが入っています。
接種回数は2回か3回です。※回数の違いについては「 混合ワクチンの2回接種と3回接種の違い」で解説。
混合ワクチンに接種義務はありませんが、推奨されています。
予防する病気 | 10種混合ワクチンの場合: パルボウイルス感染症、ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ症(4種類) |
注射/薬 | 注射 |
接種を済ませると、下記のような予防接種証明書がもらえます!
参考:世界小動物獣医師会「犬と猫のワクチネーションガイドライン」
ワクチン接種証明書は、ワンコと一緒に行けるレジャー施設や宿泊施設で提示を求められることがあるから、捨てちゃだめだよ!
ノミ・マダニ予防薬
ノミやマダニの寄生を予防する薬です。
ノミやマダニは、かゆみやアレルギーなどを起こす原因。また、ノミを介して寄生虫に感染することもあるので薬で予防します。
ノミ・マダニってわりと身近に潜んでいます。積極的に予防しましょう。
予防する病気 | ノミ・マダニ感染症 |
注射/薬 | 口から飲む薬(錠剤・おやつタイプ) / 皮膚に滴下する液体薬 |
こんな薬です!
我が家では、季節に関係なく毎月1回、ワンコの肩甲骨の間にチュッと滴下してます。
コレ
「ペットくすり」にあります→【フロントラインプラス】
我が家では愛犬が2歳になったころから、お買い得なネットショップで買ってます。
この薬は体重によって使用量が違うよ。
ネットショップで買うときは、成犬になって体重が安定してからにしようね!
念のため、ワンコに合う薬なのか獣医に確認しよう!
フィラリア症予防薬
フィラリア症は、フィラリア寄生虫が犬の心臓に住みつきニョロニョロと成長し、最悪、命をうばう病気です。
蚊を介して感染します。
予防する病気 | フィラリア症 |
注射/薬 | 注射 / 口から飲む薬(錠剤・おやつタイプ) / 皮膚に滴下する液体薬 ※フィラリア・ノミ・マダニ予防が同時にできるタイプもあり。 |
こんな薬です!
我が家では、5~12月の間、おやつタイプの薬を月に1回与えてます。
コレ
「ペットくすり」にあります→【ストロングハートプラス】
この薬もネットショップで買ってます。
この薬も体重で使用量が違うから要注意!
蚊が発生する期間は地域によって違うから、獣医に投与期間を確認しよう!
ワンコに使っていいかの確認も忘れないでね!
通常、子犬は1歳になるまでに、狂犬病ワクチンを1回と混合ワクチンを2回か3回受けます。
接種回数の違いについては、この後の「 混合ワクチンの2回接種と3回接種の違い」で解説。
一般的なスケジュールは以下のような感じ。
約4週間後
約4週間後
約4週間後
上記のようなワクチンのスケジュールは、子犬の接種履歴から獣医が決めてくれます。
子犬を動物病院に連れていくと、初めに
について聞かれるので、答えられるように準備していきましょう。
ブリーダーやペットショップで教えてもらった子犬のワクチン接種情報をメモしていこう!
翌年からのワクチン接種のスケジュールは以下のとおり。
翌年からのワクチン接種について
ワクチンがすべて完了したときに、翌年の接種時期を聞いておこう!
混合ワクチンと狂犬病ワクチンは同時に接種できません。
なぜなら、副作用が出た場合、どちらが原因なのかわからず、治療が難しくなるからです。
以下の間隔をあけて接種してください。
(接種の間隔は、獣医の方針によって多少違います)
「ワクチン接種のスケジュール」の章で、一般的なワクチンスケジュールについて紹介しました。
しかし、ワクチンのスケジュールや順番は、子犬の年齢や獣医の方針、飼い主の要望などにより変化することもあります。
3つのパターンを紹介します。
3か月齢以上の場合 → 狂犬病が先
生後91日の以上の犬は、飼ってから30日以内に狂犬病ワクチンを接種することが、法律で決まっています。
法律で義務付けされていることなので、基本的には狂犬病ワクチンが最優先です。
接種を怠った場合、20万円以下の罰金刑が科される場合もアリです。
参考:狂犬病予防法
早く接種完了させたい場合 → 狂犬病が先
すべてのワクチン接種を早く完了させたい場合も、狂犬病ワクチンを先に済ませることが多いです。
狂犬病ワクチンを先に接種した方が、ワクチン接種の完了までの期間を短縮できます。
4/1に同時に接種を開始した場合を例にして、比較してみましょう。
狂犬病ワクチン接種が先
混合ワクチン接種が先
1週間後
4週間後
4週間後
6/8にすべて完了!
コッチの方が早い!
4週間後
4週間後
4週間後
7/1にすべて完了!
早く子犬に免疫をつけたい場合 → 混合が先
混合ワクチンは、子犬が「かかりやすい」複数の病気を予防するもの。
なので、病気にかかるリスクを極力減らしたい場合は、混合ワクチンを先に済ませた方が賢明です。
早く接種を終わらせたい!子犬を早く病気から守りたい!といった希望がある場合は、事前に獣医に相談しよう!
混合ワクチンと狂犬病ワクチンの優先順位とは?|たかつきユア動物病院
獣医に「子犬の混合ワクチンは2回でいいよ!」って言われたんだけど、3回じゃなくていいの?
通常、子犬は生後90日以降に2回ワクチン接種を受ければ十分です。
重要なのは、接種回数よりも、最後の接種のタイミングです。
子犬が生後4か月のときに最後の接種を受けられれば大丈夫!
なぜなら、生後4か月という時期は、子犬の体から母子免疫(母犬からの免疫でワクチンの働きを妨げる性質がある)が消えるとき。
この母子免疫が消えるタイミングで、しっかりとワクチンを接種すれば、最良のワクチン効果が得られるからです。
でも、子犬によっては4か月になる前に母子免疫が消えちゃう場合もあるんじゃない?
そのとおり!
なので、一般的には、生後2か月くらいから4週間おきにワクチン接種をおこないます。
早めに接種を開始した場合は3回、生後90日以降に開始した場合は2回接種となります。
ワクチンのほかに、ノミ・マダニの寄生とフィラリア症を予防する薬も投与します。
投与期間や投与間隔は、地域や薬の種類により違っており、1年に1回だったり月に1回だったりです。
投与期間は、獣医に確認しようね!
投与を始める時期は以下のとおり。
ノミ・マダニ予防薬とフィラリア症予防薬も、同時に投与してはいけません。3~4日あけて投与します。
子犬のワクチンの値段を紹介します。子犬も成犬も値段は同じです。
値段は含まれるワクチンの種類が多くなるほど高くなり、病院によっても少し違います。
6種混合 | 5,000~8,000円くらい |
8種混合 | 8,000~10,000円くらい |
10種混合 | 9,000~10,000円くらい |
我が家が通っている動物病院では、6種混合で6,000円、10種混合で7,500円だったよ!
ワクチンの1回目、2回目、3回目で値段は変わりません。
狂犬病ワクチンの値段は、3,000~4,000円くらい(注射料金+注射済票交付手数料)です。
我が家が通っている動物病院では、3,500円だったよ!
犬のワクチン後の注意点は次の4つ。
ワクチン直後の副反応に気をつける
接種のあと30分くらいは病院や病院のそばで様子をみましょう
ワクチン後の2~3日間はなるべくおとなしく過ごす
ドッグランで走り回ったり、シャワーなどは避けましょう
予防効果が出てくるまで、散歩やほかの犬との接触を控える
しっかりした免疫がつくまでには、接種のあと2週間かかります。
それまでは、抱っこでお散歩しましょう!
抱っこのお散歩は、スリングがあると楽ちんです!
くわしくは「犬用スリング(抱っこ紐)の作り方」の記事で解説しています。
子犬が1歳になるまでのワクチン接種スケジュールは、かなり「密」です。
毎月のようにワクチン接種があり、ほかにも予防薬の投与があったりで大忙し!
ウッカリしちゃいそうでコワい!
ウッカリ防止におすすめしたいのが、『ペットノート+ 共有できる健康管理』というアプリ。
ワクチン接種の予定や記録や日記としても活用できる優れモノ!評判も良いです。
出典:App Store
おすすめの理由
以下リンク先で「ペットノート+ 共有できる健康管理」を検索し、ダウンロードして使用しましょう。
子犬のワクチンの順番とスケジュールについて解説しました。
あらためて、まとめると以下の通り。
ラブの子犬はと・に・か・く好奇心旺盛。
人、犬、謎の虫、干からびたミミズ、地面でペッチャンコになってるカエルなど、すべての生き物に「必ず」挨拶に行きます。ときにはパクっと口に入れちゃうことも。
そんな好奇心旺盛なラブを病気から守るためには、ワクチン接種は必要不可欠!
お忘れなく~。
ペット初心者はぜひ読んでみて!
後悔しないラブラドールの飼い方ガイド
大型犬との暮らし#ラブラドールレトリバー#レトリバー